リコミックというサイトが立ち上がってます。
マンガをレビューするためのオープンなSNSといった感じです。
僕はいい年してマンガが大好きなんですが、仕事柄(一応ジャンル的にはデザイナーなので、マンガカッコワルイ、的な印象は少しあるような気がします)や友人たちの属性、僕の年齢もあって、マンガについて語るのもどうなの?と言った環境で暮らしています。実は一番の趣味とも言えるマンガのことを話す機会はあんまり無いのです。
少し前にいわゆる腐女子の同僚ができて、その人はマンガ全般詳しくてとても楽しくお話できていたのですが、その人も僕もその会社を辞めて、わざわざ会って話すことも無くなって残念に思っていたところだったので、このSNSがとてもタイムリー。
調子に乗って好きなマンガのレビューなんて書いてると、それに対して評価がつくんですが、自分のレビューに正の評価がつくと同じように考えている人がいるのかと感じて結構それが嬉しかったり。
このサイト、お気に入りの書籍を登録しておけば、それの発売等を連絡してくれるリマインダーとしても使えます。
まだβ版で登録者もそれほど多くありませんが、どんどん人増えてほしいなあ、荒れない程度に。今後に期待です。
え~と、元のマンガを知らなかったらこのエントリーはつまらないかもしれません、ゴメンナサイ。
「ハチミツとクローバー」略して「ハチクロ」というマンガがありまして。美大生の恋愛を描いた群像劇なんですけど、それがいい歳して毎日夢を見るように暮らしている我が家では大好評。我が家ランキングダントツぶっちぎり一位です。
人によっては、毎日生き馬の目を抜くような世界で生きてて、そういうものに感じてしまう感性を残していると人生辛くって、意図的に感度を鈍くしてる人もいるでしょうから、「けっ!甘くねえ?!これ」って思う人は居るかも知れないので万人にはオススメできないですが、甘酸っぱい青春時代が少しでもあって、人との別れとかそういうのを少しでも経験してるなら多少は琴線に触れるのではないかと思う次第です
そのハチクロが少し前に実写で映画化されまして、(ちなみにTVでアニメ化もされています)その映画DVDが我が家にやってきまして、妻が見てたのでちらりちらりと見てみたんですよ。ちらりちらりでしたのでその映画の出来不出来を論じてはいけないと思いますし、レビューしたいわけでもないのでそこはパスとして、個人的にひどいと感じたのが、登場人物の一人「真山」の配役。
あれはちょっと・・・まずいでしょう。真山というのは劇中で(表面的には)クール担当。昨今流行のメガネ男子で、基本的に「かっこいい」キャラなんです。カッコイイキャラ。それはもう合コンに出ればお持ち帰りも出来るくらいの。
ソレが何だ!あれは!なんというか、地味なだけのキャラになっていたような。姉も見たらしいので、感想を聞いてみたところ、「真山が・・・かっこ悪すぎん?」とのこと。そこだ、やはり。
のだめカンタービレのドラマを見たときにも感じたんですけど、マンガ原作ってそれをどこまで再現するか、アレンジするかってののさじ加減はとても大事なのでは。それはもちろん創る人たちの裁量に任される部分ではありますが、ある程度原作の雰囲気を踏襲するなら、真山はやっぱりかっこよくあってほしかったなあ。竹本くんより真山が背ぇ低いってどうよ、どうなん?もっと真山に適した人居たでしょ~。というわけで、僕はこの映画、本腰入れては見ないようにしておきます。原作のマンガがとても好きだったもので。
原作はオススメですよ。見た目の少女マンガ具合に引く人も多いかと思いますが、普段良く目にする常軌を逸した感のあるいわゆる少女マンガでは無くて、割と現実的な、地に足の着いた、ソレでいて適度に常軌を逸している名作だと思います。少しでも興味惹かれたら是非ご一読を。
最近、映画やテレビドラマ、漫画、音楽、どれを観ても聴いても現実の中のどす黒い暗部みたいなものを感じさせられることが増えて食傷気味です。たぶん成功や勝利に至ったときのカタルシスを感じさせる条件として、至るまでの失敗や苦労をいかに重く描けるか大事だと考えている作家の方が多いんだと思うんですが、それは本当に手法として有効なのか、作家の技術として稚拙すぎやしないかと思ってしまいます。
リアリティがあるということと、リアルであることは必ずしもイコールではないんではないかなあと。描いた現実の重さに引っ張られすぎて、本来解き放たれて終わるはずの物語が救われずに終わってしまい、そこにカタルシスを生じさせることさえできてないこともあるように思います。
ああ、でも調べてみたらカタルシスって本来悲劇を見ることで日常生活で抑圧された感情などを昇華させる働き、それを利用した治療法のことみたいですね。転じてその開放時の快い感覚を指すってことみたいですが。それならそれで、悲劇で終わること自体はひとつの手法としていいんだろうか。じゃあそれはともかく。
映画や漫画などのエンタテイメントは夢で、観終わった、読み終わったときに何らかの気持ちよさを感じさせてくれるものであってほしい。現実を突きつけられて悩むのはほんとに現実だけであってほしい、というか現実は現実として日常的に目の前にあるんだから、いかに現実離れした部分で僕らを魅せて、一方でそれにどれだけリアリティを持たせられるかってのは作り手側の腕の見せ所の気がするんですけどね。
もっと夢を見たいです。もっと楽しみたい。なんかいいものないかなあ。
散漫とした内容になってしまいました。最近読んだ漫画や、最近見たドラマが期待はずれでちょっと悲しくなったもので。





