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今日たまたまテレビつけたときに世界仰天ニュースで旧ソビエトの原発事故のことをやっていました。世間的には「爆発事故」といった言葉が使われることが多いですが、テレビで流れてた内容がほんとなら、あれは爆発「事故」ではなくて、数人の人間の過失、言えば人災だったそうです。

公式にその件で亡くなったと認定されたのは数十人らしいですが、今でも何百万人という人が被爆で苦しんでるそうで、現地に再び人が住めるようになるまで、最低600年ほどかかるとのこと。

たった数人の出世欲にまみれた人間が無茶やってそれほどの被害を出して、国(旧ソ)はそれを国家規模で隠そうとして失敗し、徒に被害を拡大した。その事実に背筋が寒くなりました。うわーもう、国家レベルで何かやられちゃったらもう一個人とかどうしようもないですよね。ほんとに怖い。

で、この情報、今日このときにこの番組見てないと、知ることは無かったんですよね。過去にそういった事故が起きていたことはもちろん知っていましたが、それについて深く知ろうとしたことはまずなかったし、知ろうとしたときにテレビで流れる程度のことはインターネットでも調べることはできますが、その情報は玉石混交で、しかもその情報が確かなものであるかどうかの保証は誰もしてくれません。テレビの流している情報が本当であるかどうかも怪しいことは多いですが、少なくとも流したテレビ局や、発言した本人の姿が確認できるので、責任の主体が存在しますもんね。

少し前にラジオの広告費をネットの広告費が抜いて、ただ映像を流すだけならネット経由でも可能だしで、これからテレビどうなるんでしょ的風潮が最近はありますし、報道関係者の度重なる不祥事に、ニュースの信頼性も薄れつつありますが、それでもテレビはスイッチ一つ入れるだけで、一番わかりやすい映像という手法で、いろんな情報を僕らのとこに届けてくれる最強メディアだと思います。今後も有効活用されていってほしいものです。

といっても利権にしがみついてる人たちがいる限りは無くならないでしょうから、全然心配はいらないんですけどね(笑)

フラガール。

めちゃめちゃ興味があったわけでは無いのですが、出てる役者さんとかなんとなくの雰囲気がよさそうで、そのうち観てみようかな、と思ってまして、レンタル屋さんにふとあったので観てみました。

世間的にこの映画がどういう印象なのかわかりませんけど、僕が配役や宣伝から想像していたものよりもはるかにはるかに重い内容で、観てて重苦しく感じた場面もありました。発展途上のころの日本や、逆に今現在に強くある「弱者はどうしようもない」感みたいなのがびしびしと伝わってくるというか。

劇中でもしずちゃんのおとうさん役が落盤事故で亡くなったり、経営難で炭鉱から首を切られた父がフラダンスを習って浮かれる娘を見てキレてボコボコにしてしまったり。結構シビアな描写がたくさんあって、末期の炭鉱の苦しい様を容赦なく描いてます。僕が思っていたよりも随分まじめな、当時の社会問題に真っ向から取り組んだ映画のように思います。

でも、総じて面白かったです。松雪泰子やしずちゃんや池津祥子がとてもいい味出してます。松雪泰子は一見横柄に見えるけど姉御肌のいい人、を演じさせたら天下一品ですね。とても綺麗な人ですし。

池津祥子はテレビドラマで初めて見たのですが、なんだかすごく魅力的な人で、彼女が出ているだけでその映画がなんだか面白く見えてくる、貴重な役者さんの一人だと思います。

しずちゃんも思ってたよりもはるかにいい演技でびっくりしました。役者さんって本人の努力もさることながら、やはりもって生まれた何かがにじみ出ることによっても価値って生まれるんだな、と思いました。

で、主演の蒼井優。いい役者さんです。ほんとに。

同年代の宮崎あおいと並び称されることが多い彼女ですが、宮崎あおいが感情派、彼女が理論派と言われることが多いようですね。僕は、蒼井優の方が役者さんであることをより強く感じます。

長澤まさみや、性別違うけどキムタクなんかもそうですが、何をやっても本人がセリフしゃべってるだけ的な役者さんって、役にはまれば強いけど何でもやれるわけではなくて、それだけに本人を好きでなければ出演映画もつい敬遠しがちになってしまいます。

蒼井優はそれに対し、映画の中に生きる登場人物の一人としてきちんと機能する役者さんのように思います。いい仕事する、というか。映画を見る際に役者で選ぶこと、僕は多いのですが、奇しくもこのGW中に蒼井優主演の映画を二本観て、これからは蒼井優で映画選んでもいいかもな、と思いました。

あ、あと特筆すべきはフラダンス。本物のフラダンスの人たちはもっとうまいのかもしれないんですが、劇中で蒼井優が踊るのを見て、すごい練習したのが伺えました。そういう意味でも彼女はすごく職業としてまじめに女優をやっているんだろうな、と感じました。そういう意味でも好印象。

ってことで、フラガール、割とおすすめです。

以前から見たかった「ニライカナイからの手紙」を観ました。

ニライカナイってのは要は沖縄でいうところの天国、というか理想郷みたいなもんです。wikipedia参照
ザナドゥやエリュシオンなんかと同じ思想ですかね。

この話の舞台は八重山諸島の竹富島です。僕も行ったことがありますがとても美しい島で、その風景はすべてが筆舌に尽くしがたいすばらしいものです。で、それはあくまでも旅行者視点。いざ生活するとなると、特に若い人たちには様々な思いがあるのだと思います。

主人公の女の子の家族に隠された秘密を軸に、離島の生活の諸々を柔らかく含みつつ物語は静かに進行し、そして静かに終わります。エンターテインメントとしてはいささか変化に欠け、流れがややゆっくり過ぎるような気もしますが、それほどの退屈を感じることなく観終わることができました。

僕はもともと沖縄離島へ行くのが好きで、一時期は移住も考えたのですが、僕が好きなのは離島の自然というかその空間であって、そこの生活そのものを受け入れることができるかと考えたときにそれは難しいのではないかと感じ移住は断念しました。でもこういう映画を観てると、人生の一時期だけでいいからあの中で暮らしてみたいなあ・・・といまさらながらに感じます。

主演の蒼井優はいい役者さんですね。彼女の演技がよかったのかどうかわかりませんが、観ててぼろぼろ泣いてしまいました。泣かせるつもりで作ってあるものって基本的に好きではないんですが、この映画にはそんな嫌味もあまり感じなくて、素直に泣くことができました。

また命の洗濯をしに離島に行かなくちゃ。